昨年より6月1日は石垣島パインアップルの日と決まり、今年は旬入り宣言が、石垣市美崎町にあるJAゆらてぃく市場の特設広場で行われた。
一般市民には7月にハワイ種のパインがおいしさの最盛期を迎えることは知られている。ところが、早い時期から出荷されるボゴール種やピーチパイン種の旬が知られていないことから、昨年より6月1日がこの2品種が旬入りを宣言。空港と離島桟橋で試食会を開催した。今年は、地元の人にもっとボゴールやピーチの旬の時期を知ってもらおうと、ゆらてぃく市場での格安販売をこの日に実施。聞きつけた市民が大勢で駆けつけ、会場には安値に大喜びで段ボールにどっさり購入していく姿が見られた。
石垣市パインアップル産地協議会が主催し、石垣市農林水産部農政経済課やJAおきなわ八重山地区営農振興センター、同センターパイン生産部会、JAおきなわファーマーズマーケットゆらてぃく市場、沖縄県八重山の林水産振興センター農業改良普及課が協力して開催したもので、石垣市副市長が「旬入り宣言をします」と述べたあと、JAおきなわ八重山地区営農振興センターパイン部会の知念辰憲氏が挨拶、JAおきなわ八重山地区営農振興センター長の石垣信治氏は、「この旬のじきに多くの人に新品種のパインアップルを食べて頂き、おいしさを広めて頂きたい」とのべていた。
このあと、3人並んで司会の旬入り宣言でポーズをとったあと、販売が始まり、待ちかねた人が大勢集まって、試食で舌鼓を打ちながら、購入するパインを品定めしていた。
なお7月1日にもハワイ種の旬入り宣言も予定しており、6月中旬にはボゴールとピーチパインの空港での試食と販売を予定。離島桟橋でも6月下旬に予定しており、パインシーズンの突入を知らせる楽しみなイベントが予定されている。
(流杉一行)