八重山農林高校が草刈り大会 - やいまニュース | やいまタイム

八重山農林高校が草刈り大会

 ゴールデンウイークが近づく4月21日、石垣空港の北側にあるからカラ岳の西側麓で県立八重山農林高校の全校生徒による草刈り大会が行われた。

 この八重山農林高校恒例の全校生徒278名による草刈り大会は、農業にはなくてはならない堆肥用あるいはマルチ用の草、家畜の敷き草など、農業には草は大事な農業資材を確保するのが目的。これら今年一年、授業で使う草を自ら生徒の手で草を刈ろうと農林高校では全校生徒全員が汗にまみれて、根の張りの強いチガヤと格闘している。

 この日、午前10時20分にスタートした草刈り競技は、午前に1時間40分、午後に1時間10分の計2時間50分でその刈った草の重さが競われる。刈り取ったものは、麓の秤にかけて、名前と重さが記録される。全体の刈り取り目標重量は10トンで、競技以前に学年別男女別にノルマが課されており、1年生男子が30キロ。一年女子は25キロで、学年が上がるごと男子は10キロ、女子は5キロノルマが増える。
 この日は女子も男子に混じって刈った草を自ら背負い山を下りていた。

  3年生ともなると、山に入る人の足下を見て、チガヤの伸び丈を把握。深い場所を目指して移動し、効率よく草を刈る。3度目であれば、知恵がついている。

  この日はPTAや卒業生も参加。卒業して20年以上になる與那城博さんは、「先輩らによれば、学校の近くに雑木林があって、そこで草を刈ったが、土地改良で雑木林は消え、学校から離れた場所で刈らざるを得なくなり、そうしてたどり着いたのがカラ岳」と、草刈り場の変遷を振り返っていた。全校が一丸となって草を刈る農林高校は、沖縄県では八重山農林高校だけとも言われる。まだ雑木林が残る自然豊かな場所があるからだ。「伝統はこれからもしっかり残したいですね」と與那城さんは額に汗して、草を刈る手を休めてつぶやいていた。


(流杉一行)

草刈大会の競技結果
【男子】
 1位 ⇒ 親川英和さん(グリーンライフ科3年)512kg
 2位 ⇒ 小禄和歩さん(フードプロデュース科3年)377kg
 3位 ⇒ 石垣永恭さん(グリーンライフ科2年)227kg

【女子】
 1位 ⇒ 下里貴美さん(フードプロデュース科1年)103kg
 2位 ⇒ 篠田 楓さん(ライフスキル科3年)79kg
 3位 ⇒ 安里萌花さん(アグリフード科3年)61kg

 1学年(総合) 2617kg
 2学年(総合) 3808kg
 3学年(総合) 5199kg

 学校全体 11624kg