ホンマグロ(クロマグロ)今季初水揚げ

 4月10日午前11時30分頃八重山漁協に今年初となるホンマグロ(クロマグロ)の水揚げがあった。重さ215キロと、まずまずのサイズで明日の築地のセリに間に合わせるため、早速発送。今日中に築地に到着予定。

 水揚げした第一あずさ丸の船長の比嘉隆さん(50)は、感想を聞かれて「最高の気分です」と応えた後「5日目まで釣れなかった。6日にようやく釣れてほっとした」と、15年のキャリアもつ船長でも漁の難しさを吐露。例年、早めに出ていて、今年も4月3日に出港。釣れたのは石垣島の南で波照間の東。

 ホンマグロは島では「うし」と呼ばれ、海のダイヤと呼ばれるほど高価な魚で、ゴールデンウイークまで値段が高いので、ホンマグロをねらう漁師はこれから続々出港をねらっている。連休が終わると価格も落ち着き、ハーリーがある時期までホンマグロ漁は続く。

(流杉一行)

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