島野菜・ハーブの生産、加工、販売促進セミナー

2月27日午後1時半からJAおきなわ八重山支店の2階研修室で島野菜・ハーブの生産、加工、販売促進セミナーが開かれ、約60人の参加者で会場は埋まった。

石垣市がいよいよ島野菜・ハーブに向けた動きをみせるかに感じた農家が集まった模様で、会場は熱気に包まれるほどの盛況さ。セミナーは、調査事業の一環のいわば脇役。

この事業は、島野菜・ハーブの安定的な生産を推進することで、商品開発や販路拡大につなげるべく、環境整備と体制構築を目指すために実施するもの。まず、島での情報を把握するために生産・加工・流通の実態を調査することがはじまっている。

今回のこのセミナーは、この事業を理解してもらうことと、島野菜・ハーブがもたらす島のポテンシャルを認識してもらい、調査に協力してもらうのがねらい。

石垣市が本腰を入れて取り組むために必要な情報を得るべく、ハーブや付加価値の高い野菜生産に取り組む農家に協力を仰ぐ形で開催。現在、成功している人々に事例紹介で講話してもらい、生産、加工、販売促進の知恵を皆で共有していくもの。気概をもって確認し合う形となっていた。

事業の趣旨が説明された後は、特別セミナーと題し平成28年度農林水産祭天皇杯を受賞した伊盛米俊さんが「我が社の6次産業の歩み」と題する講話を実施。生乳があるだけでは今の私はない。多くの人との協力関係があって、ジェラートにトッピングすることで、今がある。互いに協力関係が持てるところと、知恵を出し合って、手を携えて進みたいと、協力関係、提携の大切さを述べていた。このあと事例報告が小禄輝美さん、花谷まゆさん、玉城武彦さん、國吉正治さんからあり、示唆に富んだ報告となっていた。

(流杉一行)

この記事をシェアする