地縁団体法人 竹富公民館              タケトミ コウミンカン

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周囲僅か約9km、人口は僅か360名ほど。この小さな島には、美しい自然環境と数々の歴史的建造物と格調高い伝統文化があります。これらは、自然の成り行きに任せて残ったのではなく、島の先人たちが悪名高き人頭税や離島苦に苛まれながらも意図的に残してきたもの。それはすべて、島で暮らす人々が脈々と営んできた生活習慣の底辺にある「お互いを敬う気持ち」、いわゆる「うつぐみ」の精神が育んできたものです。

2015年には入域観光客が51万人を数え、八重山有数の観光名所となっていますが、竹富公民館では、「竹富島のあゆみ」の本質を変えぬよう一生懸命頑張っています。だからこそ、訪れる人には竹富島のまちなみや祭祀を通じて、「目に見える”光景”を支える、目に見えない存在」に気付いてほしいと願っています。これらは表には決して出てきませんし、ひょっとすると気付かないかもしれません。しかし、それらは島の至るところに滲み出ています。集落内の道端の草花や箒の目を入れた跡、夜にどこからともなく聞こえてくる三線の音と唄、いつも誰かが御嶽や拝所を掃除していること。そして、なによりも島民をはじめ竹富島にゆかりがある方々が、自らの島を誇りに思っていること。こうした心意気が竹富島の生き方であり、行き方であります。竹富島へいらした際は「目には見えない、手に触れることができない竹富島の世界」を満喫していただきたいと思います。

基本情報

代表者
《公民館長》 上勢頭 篤
住所
竹富町字竹富430 
年間スケジュール

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