とぅばらーまとは?
『とぅばらーま』は八重山を代表する民謡。旋律、歌詞ともに情緒ゆたかな民謡として、広く愛唱されている無形の文化遺産。
元々は、農作業の帰り道や夜に歌われていたという。男女の掛け合いで歌われ、作者はしれず、人々が愛情や生活の喜び、苦しみ、哀しみなどを歌詞にのせ、歌い継いで来たもの。
毎年旧暦8月13日、名月のもとで歌い合う「とぅばらーま大会」が、石垣島では昭和22年から続いており、単独曲の民謡大会としては最も有名。
・とばらーま大会創設のころ
・『とぅばらーまの世界』を出版 大田 静男
とぅばらーま音源 大田静男著『とぅばらーまの世界』より
山里節子・大田静男
松竹嘉武多・仲本政子
崎山用能・仲本マサ子・大濱津呂
山里節子・大田静男
平成29年度 とぅばらーま大会
- 開催日時
- 2017年10月2日(月) 18:50~
- 開催場所
- 新栄公園 ※雨天時は石垣市民会館大ホール
- ウェブサイト
- 石垣市民会館
- 問合せ先
- 0980-82-1515(石垣市観光文化課)
とぅばらーま関連リンク
・動画/平成19年度とぅばらーま大会
・動画/平成22年度とぅばらーま大会
・話題/とぅばらーま大会、十三夜の下で23人が熱唱
・話題/とぅばらーま大会前花啓允さんが最優秀賞
・話題/2010年度とぅばらーま大会
・インタビュー/平成22年度とぅばらーまチャンピオン 新本 当昭
・ニュース/第6回やいま文化講座「とぅばらーまの歴史と世界」
・動画/「とぅばらーまの歴史と世界」-第6回 やいま文化講座-
第6回やいま文化講座「とぅばらーまの歴史と世界」
八重山を代表する叙情歌とぅばらーま。その成り立ちやさまざまなバリエーションについて知るとともに、かつては現在よりもより自由で多用な歌われ方をしていたことを古い音源を聴きながら考察する。
- 開催日時
- 2017年9月27日(水) 19:00より
- 開催場所
- 大濱信泉記念館 2F多目的ホール ※入場無料
- 講話
- 大田静男
大田 静男 プロフィール
1948年、石垣市字石垣生まれ。
地元紙、東京業界紙記者、保険事務所、石垣市立図書館、石垣市立八重山博物館勤務後、石垣市教育委員会文化課課長で退職。その間、自由参加の「野とぅばらーま大会」を個人で5年間開催。
平成16年~20年、石垣市主催とぅばらーま大会事務局長。石垣市文化財審議員(2期)。とぅばらーま大会作詞の部審査委員(1期)。
著書に『八重山戦後史』『八重山の芸能』(共にひるぎ社)『八重山の戦争』『とぅばらーまの世界』(共に南山舎)『夕凪の島』(みずず書房)など。『月刊やいま』(南山舎)に「壺中天地 を連載中。
大田静男著『とぅばらーまの世界』
とぅばらーま歌は、いつも暮らしの中にあった。
『とぅばらーまの世界』では、古い音源を発掘し、また地域独特の節回しを収録、著者の大田静男さんが本文中で各曲に解説を加え、味わい深き「とぅばらーまの世界」へと誘う。歌詞や唄者の異なるとぅばらーま23曲が収録されたCD付。
大田静男著、A5判、248頁、CD付(23曲入)
月の光を浴びて輝く砂浜、夜の更けるのも知らないままに歌っていたあの日……
馬車に揺られながら稲刈りを終えるヨーンバイの道すがら、
南天にさそり座が大きなハサミをふりかざしていた夏の日……
雨の滴を聞きながら淋しそうに歌った母の声……
初めて女性と歌を掛け合い緊張のあまり声が出なかった日……
殺伐とした都会で望郷の念にかられて親友と声を張り上げた日……
走馬灯のように蘇るとぅばらーまの思い出……
とぅばらーま歌は、いつも暮らしの中にあった。