神の国の正月行事。無病息災、五穀豊穣などを祈願する。川平では来訪神マユンガナシィが各家をまわる。
・西表島の節祭(シィチィ)
祖納・干立の節祭は国の重要無形民俗文化財。初日は各家で浄めの儀式を行い、新年を迎える準備をする。2日目は、祖納は前泊浜で、干立は前の浜で、世乞い(ユークイ、五穀豊穣をもたらす神を迎える神事)を行う。旗頭を立て、船漕ぎ、ヤフヌティ(櫂踊)、棒術、獅子舞、ミルク行列、アンガー踊りなどが奉納される。干立のミルク行列では干立でしか見られないオホホが登場し、滑稽な役を演じる。3日目は水恩感謝行事が行われる。
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・波照間島の節祭(シン)
初日、各家では若水で床の間の諸道具を洗い、ススキを生ける。2日目、若水を汲み、家の清掃を行い、香炉の砂も取りかえる。火の神、仏壇、床の間の前にはミザミィヌイー(おにぎり)を3個ずつ盛る。3日目、ユーニガイ(世願い)として船漕ぎの儀式を行う。4日目、2日目と同じくミザミィヌイーを供えて祈願する。
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