八重守の塔で清掃活動

 6月16日午前10時から石垣島バンナ公園南口のそばの八重守の塔で一般財団法人沖縄県遺族連合会八重山支部の10人と、石垣市役所の4年前から赴任している新人公務員らとその家族の50人の計60人が、清掃活動を実施。

慰霊の日の6月23日を一週間前にして、慰霊祭を実施する式典会場を隅々清掃して、伸び放題の草を刈り、ごみを拾って慰霊祭に備えるもの。

 清掃活動に取り組む同遺族連合会の91歳男性は「石垣島に自衛隊の建設計画があるが、もしつくるなら5万人が有事の際に逃げ込めるシェルターもいっしょでなければおかしい。

なぜ、住民が自ら危険な目に遭う施設を進んで建設を要望するのか。」と、憂える遺族会の人の声が聴かれた。

 「島に自衛隊基地がつくられたと観光客が知れば、暗いイメージは間違いなく、いままでの石垣島のイメージに影が差すと思う。影響しないわけがない。変に疑われたくないと考えれば、自由に島を散策したい外国人観光客であれば、多分島への足は止まるはず。」そんな声も聴かれた。
 
(流杉一行)

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