骨を掘る男 石垣島上映会

開始日時
2025年03月12日(水)
終了日時
2025年03月12日(水)
場所
石垣市民会館中ホール (沖縄県石垣市浜崎町1-1-2)
主催
『骨を掘る男』上映会in石垣実行委員会

内容:公式ページ→  https://closetothebone.jp/

【2025年3月12日(水) 沖縄県石垣島市 上映会】
[上映時間]㈰15:30〜、㈪18:00〜[各回30分前開場] [イベント]各回上映後:奥間勝也監督によるトーク、Q&A開催
[会  場]石垣市民会館 中ホール 【会場アクセス】
[主  催]『骨を掘る男』上映会in石垣実行委員会
[協  力]ゆいシネマ
[参加方法]予約フォーム【こちら
[お問合せ]jikkouiinkai.matsuri★gmail.com (★を@にかえてください)
*2024年7月に台風で中止となった『骨を掘る男』上映会in石垣、リベンジ開催です*

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それでも掘りつづけることを彼は「行動的慰霊」だと言う

沖縄戦の戦没者の遺骨を40年以上にわたり収集し続けてきた具志堅隆松。これまでに、およそ400柱を探し出した。彼は自らを“ガマフヤー”と呼ぶ。

ガマは沖縄の自然壕、フヤーとは掘る人という意味だ。

砕けて散乱した小さな骨、茶碗のひとかけら、手榴弾の破片、火炎放射の跡…。拾い集めた断片から、兵隊か民間人か、どのような最期をとげたか推察し、想いを馳せ、弔う。掘ってみるまで、そこに本当に骨が埋まっているかどうかはわからない??それでも掘りつづける行為を具志堅は、観念的な慰霊ではなく「行動的慰霊」だと言う。

沖縄本島には激戦地だった南部を中心に、今も3000柱近くの遺骨が眠っているとされる。沖縄の人びとや旧日本軍兵士のものだけではない。

米軍兵士、朝鮮半島や台湾出身者たちの骨を含んだ島の土砂が辺野古新基地のための埋め立て工事に使われようとしている。

監督メッセージ
具志堅さんはひとりで黙々と土を掘っている。最初はそう思っていた。しかし、どうやらそれは違ったようだ。具志堅さんは、まるで自分が誰かに見られているような感じで掘っていることに気づいた。
沖縄で遺骨収集を続けていれば、何回かに一回は遺骨が出てくる。掘り出した骨を見ながら具志堅さんといくつか言葉を交わすと、やがて、無言で骨を見つめる時間がやってくる。しかし骨は何も語ってはくれない。見続けていると、見ている私たちを骨が見返してくるように感じるときがある。「あぁ、これか」と思った。
だから具志堅さんは自分がとるべき行動をとり続けるのだし、私はこの映画を作りきったのだろう。どうかあなたにも見てほしい。

奥間勝也

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