300円野菜つめ放題で盛り上がる JAまつり

 4月28日午前10時からJAまつりがJAゆらてぃく市場で開催され、多くの来場者で会場は賑わった。

 JAは農業協同組合の略号で、農業の生産だけでなく、農業共済など、農業に関係する全般を担う組合組織で、加わる農家もパイン、オクラ、カボチャ、ゴーヤ、亜熱帯花卉、肥育牛などの各部会がある。

 それら部会ごとの農家らや、JA女性部などの農家の横断的な部や、金融部門もなども含めたJA職員らが自ら農耕を実践してその農産物を加工して販売するなど、様々なJA関係者による屋台が展開する、文字取りのJAのお祭りで、地域の生産品を多くの人に知ってもらい、島に生まれた農業生産物をアピールするのがねらいの祭典で、この日、多くの家族づれで会場は賑わっていた。

 なかでも10連休の2日目となるこの日にむけて、JA関係者が島の農産品を揃て、100%の島産品をめざしての取り組まれた企画がある。

 11時からと16時からの2部にわかれて、約1・5トン分の野菜が用意され、この日の最大の賑わいともなった人気の野菜詰め放題。

 一回300円で袋に3種類以上の野菜を入れるというルールで、きゅうり、ピーマン、ナス、トマト、じゃがいも、玉ねぎ、パプリカ、紅芋、へちま、ニンジンが山と積まれたは各コーナーから、自由に袋詰めするというもの。

 今回、じゃがいもと玉ねぎ以外は、すべて島産品で、JA関係者の島産品への熱意が現れていた。

 このほか、100円で米を200グラムぴったり盛ることに挑戦するゲームでは、成功すれば3キロの米がもらえる楽しい企画で、来場者は家族で挑戦。

 あと1グラムの差で逃して、大笑いで残念賞の米の束をもらうなどして、楽しんでいた。なかには、ぴったり200グラムを盛り、家族や周囲の人も喜ぶシーンも見られて、大いに盛り上がっていた。

 パインが当たるパ100円のパインスティックのほか、具が盛りだくさんの牛汁や牛そば、牛ステーキのほか、1個100円という格安で販売される沖夢紫など、農産物三昧の魅力あふれる販売ブースのテントを連ねて、八重山の農産物の一大祭典となっていた。

 舞台では、JA女性部のダンスや、リカトモール、きいやま商店などのライブもおこなわれて、踊りや音楽も楽しめるたのしいフェアとなって、午後8時まで盛況に祭典は繰り広げられていた。

(流杉一行)

この記事をシェアする