想い続ける ―下嶋哲朗の八重山 絵とエッセー集―

1976年から77年にかけて石垣島の川平で暮らした著者一家が、八重山の自然や村人たちとの触れあいを通じ、とまどい、おどろき、感動しながら、その後の人生に深く影響を及ぼすほどの成長をとげた濃密な一年の物語
聞き語りを基にした児童文学の名作を多く生み出してきた著者の、いわば今度は自分自身が主人公になった大人の絵本のような趣もある画文集です。
力強いタッチの絵とともに八重山への感謝にあふれた文章は、匿名の村人たちが著者不在のおりに家にそっと置いていってくれた大根の温かなほの白い輝きのように、読んだ人の心もいつまでも温かく照らしてくれるような気がします。

作・画:下嶋哲朗、カラ―72頁、B5判変型、1,350円 (税込)
 



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