八重山農林高校の草刈り大会

4月20日午前10時から石垣島のカラ岳の麓で、八重山農林高校が毎年実施する恒例の草刈り大会が行われ、全校生徒262名が、最高重量者が獲得できる金の鎌をめざして全力で汗を流した。

 開会式では、ハブやハチに注意することや、鎌の扱いもまだ一年生は馴れていないために注意を促すことを、確認。10時40分に一斉に刈りだして、その量を競うルールも説明されていた。

男女が学年ごとに、ノルマの量が有り、男子1年は30キロ、2年は40キロ、3年は50キロ。女子は1年が20キロ、2年が30キロ、3年が40キロで、男女それぞれ金の鎌が用意され、争奪戦となる。

刈るのはチガヤと決まっており、1年生が麓の下、2年生が中間で、3年生が上の方と、刈る場所も決められての草刈り競争。

10時40分になるとともに、一斉に刈り始めて、続々草を束ねて、肩に背負う男子や、草の束を抱いてくる女子で、計量コーナーは混み合っていた。10キロ以上も背負ってくる男子もいれば、4キロとわずかな量を何度も運ぶ女子と、様々。

沢山刈るには、チガヤの多い場所を占める必要から、計量する場所から遠いところで刈り取ることになり、それで運搬に力が必要となり、要領よくやるには、なかなか工夫が必要な競技でもある。

 久々の厳しい炎天下ながら、日差しの強さにも負けず、農林高校生262人は、黙々と草刈りに取り組んでいた。

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