八重山育成園がしめ縄出発式

11月27日午後1時半から石垣市字大川にある多機能型事業所八重山育成園でしめ縄の出荷式がおこなわれた。今年で49年目となる育成園のしめ縄づくりは、正月から準備する一年がかりの取り組みで、6月には農家からのワラを運び、本格的な作業は10月からスタートしている。この日は、342のしめ縄を初出荷する日で、その出発式に10年以上のワラの提供者である翁長孝夫さん(66)を招いて、華々しくテープカットを実施。初荷のトラックが出る前には337拍子で縁起良く、送り出し、鳩も放たれて大いに盛り上がる出荷式となっていた。

 テープカットの前には、この日納品へ向かう運転手らへ花束が贈呈され、二人は安全運転での運送を約束していた。
 施設長の東金城達三さんによると、「施設使用者40名と職員16名で作業を分担して取り組んできた。今季の出荷の予定は2700で、沖縄本島へは100の予約があり、12月27日までしめ縄作りは続けられる」とのこと。

 ワラ提供者の翁長さんは「6月にワラがしめ縄に使いやすい長めのワラが獲れる田んぼ1ヘクタール分を選んでおきます。雨に濡れるとかびやすくなるので、刈り取る日の天候には注意しています。」「そろそろ正月だなあと感じますね。皆さんには、健康で明るく過ごしてほしい。」と述べていた。
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