撮影・編集 流杉一行
111歳・皇寿を祝う大浜公民館 2月1日、石垣島の大浜で100歳を越す長寿のお祝いがあった。数えで111歳になる依光(よりみつ)年恵さんが皇寿(こうじゅ)のお祝いで、石垣島大浜をパレードした。これは、大浜公民館(大松安元公民館長)主催のイベントで、皇寿・カジマヤー大パレードと銘打って行われたもので、カジマヤーを迎えた稲福ツルさんと白玉初さんとともに、沿道に集まる多くの地域住民から祝福の声援が贈られていた。依光さんは高知県南国市(旧高知市)久礼田出身、明治34年9月30日生まれ。戦前に沖縄本島へ金物商の夫とともに移り住み、昭和22年から石垣島に永住。今は介護施設「太陽の里」で暮らしている。この日は孫の依光定一(82)さんとオープンカーに乗って、沿道に繰り出した年恵さん。パレードも大規模で、公民館役員を先頭に長寿者3人を各オープンカーに乗せ、各家族、大浜小学校の全校生徒、老人クラブ長寿会、大浜婦人会、青年会、鼓笛隊の約700人の大所帯。大浜公民館を出発して国道390号をいくと、鼓笛隊のにぎやかな音を聞きつけて地域住民が道に出てきて、祈るように手を合わせたり拍手で迎えたりと、111歳の高齢者に様々な反応を見せていた。定一さんは、「祖母は、和裁が得意で、農園も若いころからやっていた。」「祖母の長寿で、多くの人に祝福されるだけでなく、日頃バラバラに暮らす家族が一堂に集まることができて、二重のよろこびです」と、うれしそうに語っていた。