サンシン大合奏会 250人が熱演奏

 3月4日午後6時から石垣市総合体育館メインアリーナで第19回さんしんの日サンシン大合奏会(サンシンの日大合奏会実行委員会/石垣市文化協会主催)が開催された。

 冒頭、石垣市文化協会副会長の高嶺幸子氏の開会のことばの後、糸洌長章実行委員長の挨拶があり、平成5年にRBC琉球放送が主催して沖縄本島ではじまった「さんしんの日」を、平成13年に八重山で第一回の大合奏を開催した経緯を述べ、「今日はこの八重山からサンシン大合奏を声高らかに発信しましょう」と呼びかけていた。

 このあと、小中学生らによる繁昌節、とうまた節、デンサ節が披露され、全員による鷲ぬ鳥節、赤馬節、鶴亀節、はしゆば節。休憩のあとは、かたみ節、めでたい節と続き、午後7時の時報と共に、沖縄本島のサンシン大合奏と連動して「かぎやで風」を演奏。上り口説、安里屋ゆんたと続いた。

 この日のゲスト出演がこのあと行われ、2018夢ステージのメンバーで演奏と舞が披露された。琉球舞踊を習う小中学生および高校生でなる子供たちで、日ごろから八重古典民踊も習っており、違いも理解できるようになる素養が形成されている子たちでもある。

 この日の披露されたものは創作的な舞台とのこと。集団での複雑な動きは、八重山ではあまり見ないことからすると、やはり舞台受け用に工夫されてくる形かも。

 このあと、本調子から二揚げにサンシンの弦を変更して、黒島節、千鳥節、古見ぬ浦節、夜雨節、弥勒節、やらよう節と続いていた。

 総合体育館の観客席でも、純粋に演奏を楽しむ人が多く集まり、聞こえる音の優れた響きがどのあたりから聞こえるかを、俯瞰しながら鑑賞している人がいるのが確認できた。夫婦で鑑賞するペアも多々あり、ひとりの人に声をかけると、この曲はじっくり聞きたいと、インタビューを止められてしまうほど、熱心な人もいて、民謡愛好者の思いの強さを知らされた。

 20代の女性のひとりは「いつもは、少人数で習っているので、これほど多くの人と一緒に演奏する機会ははじめてで、びっくりした。励みになりました」と、参加できたことに感動している人もいて、サンシンの日の大合奏が持たらす影響は、内外にしかも深くあるといえそうだ。


 
 (流杉一行)

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