八重の杜で慰問公演の用能流保存会

 5月26日午後2時から、医療法人緑の会サービス付き高齢者向け住宅「八重の杜」(新里光枝施設長)で、八重山古典音楽大濵用能流保存会(新城浩健会長)が慰問公演を実施した。

 会場には八重の杜のデイサービス杜の泉の20人と、太陽の里の「長寿の華」の15人と茶寿苑のデイサービス「花織」の15人の計50人のお年寄りが集まり、同保存会の生の演奏を楽しいでいた。

 冒頭、赤馬節、鶴亀節の2曲からはじまると、お年寄りらは手拍子で参加。曲に合わせて手踊りをする人も2人ほど見られて、大好きな民謡を楽しむ高齢者の姿が見られた。

 2曲のあとは、会主の新城氏が同保存会の沿革を紹介。

大濵用能流保存会の歴史とともに、八重の杜を利用する田本浩さん(95)が、元同会会長であることを新城氏は紹介して、お年寄りらに、同会をアピールしていた。

 このあと、新世節(あーらよー)、越地節(くいつ)を披露。同会の先達がつくった平得世果報節が荻堂舞踊研究所により披露されたほか、八重山育ち、デンサー節、弥勒節など見応えある舞台を披露して、お年寄りらを大いに喜ばせていた。

 デーサービス「杜の泉」の具志堅幸美主任の軽快な司会で会は楽しく進行して、自然にわき上がった拍手にも熱が感じられる楽しい舞台が続いていた。

(流杉一行)

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