老人スポーツ大会

老人スポーツ大会

 八重山地区の第44回老人スポーツ大会が10月16日、石垣市立新川小学校グラウンドで開催され、石垣、大川、登野城、新川、真栄里、平得、大浜、宮良、白保、川原、川平、美崎町、新栄町のほか、離島では与那国、西表西部、西表東部、黒島、小浜、竹富島などの地区から1000人を超す60歳以上のお年寄りがスポーツを楽しんだ。
 主催は八重山地区老人クラブ連合会で、石垣市、竹富町の介護や福祉関係の職員が協力して進行や補助を実施。集まる高齢者らは、健康維持に積極的な人が多く、健脚を見せて見物人を驚かせていた。公民館単位で集まった老人クラブ仲間が婦人会の支援の下、「亀も歩けば福にあたる」「計算競争」「夢に見たあなた」「高齢者つり天狗」などの高齢者が楽しめる演目に参加。保育園児や婦人会員らの参加演目もあり、地区ごとに交流を深められ楽しめる時間となっていた。「亀も歩けば福にあたる」では80歳以上のお年寄り約200人が炎天下のグラウンドに勢揃い。暑さを忘れて、輪になって歩くなどして健脚ぶりを発揮していた。参加した真栄里のお年寄りは「毎日、妻と一緒に歩いています。足が弱ってきているので、公園を2周するのですが1時間半かかります。妻の方が歩くのが早いですから。」と、笑顔で話していた。高齢になれば、衰える体の維持に日々挑戦。それゆえ忙しさも加わる。体もかばいながらとなれば、時間もかかるが、律儀に取り組む人にはやった分が素直に出る。老人スポーツ大会はそんな努力の発揮場所といえるかもしれない。

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