細く長い足は、赤いセイタカシギが、今季は7月18日頃から石垣島に飛来して、水の張った水田や休耕田の水辺で、餌をついばんでいるのが見られている。続々、シギチドリが島に入り、また見えなくなるのを繰り返すも、セイタカシギだけはいつもいて、それ以上南へいく気配が薄い。セイタカシギの中には、南半球のオーストラリアセイタカシギもいて、今は南半球が冬なので、越冬するために八重山に現れるものも、たまにある模様。7月のセイタカシギは、どことなく体がひとまわり大きいようにも見えなくも無い。
8月13日、石垣島平田原で見られた水辺のバレリーナの異名をもつセイタカシギ。華奢な足をゆっくり動かせば、ただの水面が天然のステージになって見える。