8月31日、石垣島平田原でタマシギが雌雄でシロカキ前の水田の水辺を歩いているのが見られた。雌が目立つ姿で、雄が地味な色合いなのは、子育てが雄の手で行われるため。また、雌が雄に巣をまかせて離れ、別の雄のもとに転々とするのも特徴。いわば、やさぐれママなのだった。しかも産卵する巣が水辺のギリギリの環境につくられる。雄が巣を守るとなれば、その巣自身のつくりが雑に見えてくる。確かに水辺の水田に猫や蛇が現れることはあり得ない。が、水辺のギリギリ濡れるかも知れない場所に巣をつくるのは、どうも解せない。この日、雌雄はいっしょに移動しているようで、2羽でウロウロしていた。雌の目立ちぶりがわかる写真がとれた。