イタシキバラ

イタシキバラ

 八重山では旧盆のウークイの次の日は慰労を兼ねたイタシキバラという伝統行事が行われる。悪霊を退散させるべく村々でのお清め的な意味合いがある。登野城の獅子舞、宮良の獅子舞、大浜の獅子舞がよく知られていて、住民らには楽しみな日となる。8月18日、夜の9時半頃に、宮良公民館前では公民館役員や長老、サングラスに花笠姿の浴衣集団がぞろぞろ公民館前に登場。イタシキバラ行事は、お越しなどの神事を終えオーセ御嶽で舞ったあとに、要所を巡り、公民館でも住民を前に獅子舞を実施。宮良の3体の獅子が舞ったあと、赤馬節、鷲ヌ鳥と舞踊の演目が綴られていった。この間、獅子は新築の家々を巡り、そのお清めに精を出していた。

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