新川川河口の一角でエイサー団体が清掃活動

 新川川河口の一角でエイサー団体が清掃活動

 8月7日、午前から新川川河口そばの護岸の空き地を八重山エイサー団体和琉風(トリカジ)のメンバー8人がボランティア清掃を実施した。
 会長の吉村盾(じゅん)さん(28)は「港の空き地で夕方7時30分から9時までエイサーの練習をするので、ときどき、メンバーで近くを清掃活動しています」とのこと。この日の場所は、双葉公民館裏手の新川川河口との間の細長い空き地。タクシーなど、営業配達で回る車が休憩に立ち寄るほか、バードウォッチャーや釣り人が集まる場所だが、草むらの中には多数の空き缶、ペットボットルが散乱している。新川川河口が赤土流出でイメージがよくないためか、汚れはそのまま放置状態だ。
 今回、清掃ボランティアの登場で憩いのエリアはあっというまにきれいになっていた。同団体は結成が10年前で、吉村さんで5代目の会長とのこと。和琉風をトリカジと当て字するのは、本土出身者の大和と沖縄出身者の琉球で風を起こそうと生まれたエイサー集団だからだという。なぜ「トリカジ」かは不明だとも。また三線と生唄の曲にのせ、女性の手踊りも交えて太鼓を打つのがこのエイサー団体のこだわりだという。CDの曲を流すのではなく、生で演奏する理由は、その場所や状況に合わせて、演奏の長さも曲も、いくらでも調整ができるからだ。
「太鼓の音で人も集まり最後はイチャリバチョーデーでカチャーシーになるのが醍醐味」だという。

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