7月16日午後2時から石垣市民会館中ホールで第6回すまむに(方言)を話す大会が開催され、300人近い市民が中ホールに詰めかけ、立ち見がでる勢いを見せていた。この日は宮良長包音楽祭やオリオンビアフェスタが開催されるとあって、人出も相乗的に増えて、いつにない活気ある大会となっていた。
出場者は5名ながらも、味のある方言を披露して、会場からは声援が寄せられる盛り上がった舞台となった。
最優秀賞に輝いたのは浜崎町に住む東大浜剛さん(54)。石垣方言を操り、手振りを交えて自然災害に備えるよう警鐘を鳴らす話を展開した。「ツカ、ツカ、ツカ」と題して、地震を感じると「ツカ、ツカ、ツカ」と、唱えるようになった理由を述べ、この20年間に多くの自然災害が本土で起こっている事実や、石垣島では明和の大津波があった史実を紹介。自然災害に備えることを訴えた。「大地震はいつ起こるかわかりませんよ」と締めくくっていた。2年前にも最優秀賞を獲得も、那覇での大会直前に病気を患い出場を逃した。今回はその雪辱を期しての再度の挑戦をものにした。