9連覇達成、四ヵ字ハーリー盛り上がる

9連覇達成、四ヵ字ハーリー盛り上がる

 5月8日は旧暦の5月4日、ユッカヌヒとされ、県内各地で漁業者による海の祭典、海神祭が実施される日で、八重山でも石垣島では四ヵ字と白保と伊原間、西表島では細崎と白浜、与那国島では久部良で開催された。新栄町にある石垣漁港では四ヵ字のハーリーが実施され、平成28年度石垣市爬龍船競漕大会として、漁業者の神事としてのレース以外に、市民参加による中学生、団体、マドンナ、壮年、水産関係のハーリーが開催され、会場は多くの参加者、応援者で溢れ、平日にもかかわらず、多くの市民であふれかえった。
 この日の最大の関心事は、中西合同組が9連覇達成するか否かで、ウミンチュの見事な操船ぶりも見所だが、やはり中西合同が毎年アガリハーリーを勝ち続けてきたこと。圧倒的な力を見せる中2組のハーリー船は、世代交代を許さず、その力を維持し続けてきた。
 結果は、御願ハーリーを西組が制し、転覆ハーリーも中1組が。そして、最後の最速の船を決めるレース、アガリハーリーは、中2組が制した。かくして、中西合同組の圧勝で28年度のハーリーは終わった。9連覇達成だ。

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