ワカシバーリーは中2組に凱歌

ワカシバーリーは中2組に凱歌

 6月5日午前10時から新栄漁港のハーリー会場となる船揚げ場で、中1組、中2組、西組の爬龍船が集結。5月8日に開催される海神祭に出場する船の選定をめぐる競漕、ワカシバーリーがおこなわれ、今年も中2組の船とシンカ(漕手)がアガリハーリーの出場を勝ち取り、西組が御願ハーリー、中1組が転覆ハーリーに出ることが決まった。海神祭は、8日に中西合同チームと東1組チーム、東2組チームの3つのチームで競われる。中西合同チームは、予選となるこのワカシバーリーを経て、どこの船が何のレースに出るか決まる。東1組や東2組は、自分たちで選定できるために、ワカシバーリーの必要が無い。中組も西組も、かつては独立しチームだったが、東組のウミンチュの人口が増加して、東1組と東2組が独立、中と西が合同チームとなった。この日のレースは、中2組が本バーリーで9連覇できるか否かに注目が集まり、その座をねらう西と中1組のレース動向が注目された。
 スタート直後は、猛烈な中1組のスタートダッシュに、見る人は目を見張ったが、戻りで中2組は追いつき、西も追随。2往復目で中1組は後退。西組がぴったり中2組に食いつき、3往復目の最後の直線でも、中2組に追いつく勢いを見せた。しかし、強い中2組は、西の追随を振り切り、一着ゴール。わずかな差だった。

この記事をシェアする