4月24日は、毎年、明和大津波遭難者慰霊祭が石垣島タフナー原の明和大津波遭難者慰霊塔の前で開催されている。今年は、熊本の震災からまだ癒えぬタイミングの開催となり、慰霊祭には、どこか真剣みが例年より高まっているかに思えた。揺れる数の多さで被害が拡大傾向の前例が無い震災は、不気味な気持ちさせるものがある。八重山は日本最南端。しかも県庁より411キロ離れ、万が一のサポートは、陸路がある場所とは隔絶の感。
危険をともなう復旧作業が海に隔てられた場所となれば、救援する側も過酷となる。総じて、震災時の備えに関する自立性を、皆で確認したい。
24日は、例年通り開催され、参加者も例年通り。この場所は、震災にあった宮良の人々がかがり火を焚いて、夜に集まった場所。ここまでこなければ不安だったことは、その津波の猛威を印象づける。
市役所の移転先は、もっと高台でもいいぐらいだ。避難所は、時間をかけて各地の高台に、医療・食料・衛生設備など万全な設備をできるかぎり確保すべきかも。