4月10日、石垣島トライアスロン大会が開催され、午前8時、号砲が鳴り、770人のアスリートがスイム、バイク、ランの3種を展開。優勝は、男子では桑原寛次さん(36)が2時間8分3秒の記録で、女子では松本華奈さん(42)が2時間29分26秒でゴール。表彰台では、記録に挑戦して石垣島の海と陸で心地よい汗を流したアスリートらが、優勝者を心から祝福していた。
1996年にワールドカップトライアスロンが石垣島で始まり、活況を呈した大会は、長年の財政負担の軽減を求める中山市長の意向から、一昨年は中止で昨年よりファミリーの部だけとなり、その年は天候の影響からスイムがパスされた関係で、今年が晴れて3種によるトライアスロンとなり、市長が願ったトライアスロンの形となっている。主催も市体育協会が中心の実行委員会が担って、市は表に出ない形となっている。何を望み、軽減された財政負担で、何が新たに石垣島に生まれているのか、もう一度再考・再確認の契機が生まれそうだ。