日本最南端の八重山海びらき盛会

日本最南端の八重山海びらき盛会

 亜熱帯の八重山は、このところ連日曇天が続いているが、3月19日、春分の日を前に八重山海びらきが石垣島南ぬ島公園横の工事中のビーチで開催され、多くの郡民、観光客が集まった。
 開催場所のビーチは、石垣島の市街地の西のコースタルリゾート地区として開発してきた埋め立て地のビーチ。新観光地のひとつとして、いよいよビーチ開発に着手が及んだ。これを契機に、毎年、八重山3市町で順に回してきた海開きを、石垣市の番の今年、当ビーチでの開催を目指すこととなった。新たに造成中の埋め立て地のビーチであれば、市民の関心も高い。しかし、残念ながら完成しないまま、この日の開催となった。
 前日でさえ、足を入れられなかった場所でもあり、この日の開催は、多くの郡民の関心を集めた。ただ、今回、会場は、砂の山が遠くに見え、遊泳エリアも狭く区切られて、見た目に開放感は感じられなかったが、例年開催の海開きは、郡民期待のイベントでもあり、今年も多くの人で沸いた。
 午前11時30分から安全祈願がイヤナス御嶽の神司によって行われたあと、真喜良保育園児による太鼓の演舞、そして主催者挨拶の後、八島小学校の生徒らによる海開き宣言が高らかに行われた。テープカットのあと、子供達がいきおいよく水飛沫をあげて、海に入り、初泳ぎをした。海上にはトマトやキュウリなどが投げ込まれて、子供たちは大喜びで、、獲物を拾っていた。このあと、伝統芸能やミス八重山の発表などで、会場は大いに盛り上がった。

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