春の気配は、水中でも感じられるのは、3月17日、新川川の河口付近でスッポンが悠々と水底を移動しているのが見られた。スッポンは、石垣島で養殖場がつくられるなどした時代があり、閉鎖されたあと、逃げたスッポンが繁殖して種を維持している。再三の春の大雨が新川川を濁流まみれにする中、それでも生物は海まで流されない。しぶとく生き残るスッポンだった。島に天然のものはいないので、古くからいるものは中国由来の移入スッポンも考えられる。外来のスッポンの繁殖したものだ。日光浴が好きなスッポンなので、晴れた日には河川に姿を現す。古来より本土では精力剤としてよく食されてきたスッポンだが、美肌になると人気もあり、スッポン鍋は最近人気急上昇だ。しかし、新川川のものは、水質の悪さもあり、好まれない。