9月22日、午8時頃、日本で見られるアマツバメの最大級のハリオアマツバメが八重山の上空を猛スピードで滑空しているのが見られた。この日は6羽で、15日は3羽、16日は13羽が愛鳥家に確認されている。
なにしろ、繁殖期以外は跳び続ける野鳥で、足が小さくて見えないほど退化が進んでいる。ずんぐり体型のハリオアマツバメは、普通のツバメに比べて、羽ばたくことが相対的に少なく、滑空の勢いが目を見張るものがある。よく見ると、衝突の衝撃の後なのか、傷を持つハリオアマツバメも確認。アカハラダカにも、羽根が切れたものや、ミサゴに至ってはぼろぼろ羽のものなど旅の途上の苦難を思わせる跡を見せてくれる。アカハラダカの渡りの時期に、いっしょに南下してくる野鳥たちだ。猛禽類であるアカハラダカの大群とともに南下する旅ができる彼らは、互いにバトルしながら南下して いるようだ。