台風の報道が変

台風の報道が変

 8月21日に直角に曲がると予報され、なかなか曲がらず、停滞してしまった台風。石垣島に暮らす人には、こんなに気になることはない。なにしろ、最接近時の台風の勢力は930ヘクトパスカルだ。風速が50m。最大瞬間風速70m。前勢岳頂上では100mを越えかねない。そんな大型の台風の動向が、まるで細かく言われない。今、曲がれば石垣島に直撃。曲がらなければ、台湾に消えていく。なんとかして、曲がらずに去ってほしいのだが、気になってならない八重山地方。こんな大切なことを、リアルタイムに教えてもらえないとは、どうなっているのか。本土へ向かうコースにかかわらず、報道の内容は淡泊。安保法制の件で、災害の方に国民の関心が行けば、政府はごり押しが目立たなくなると、メディアまで、いらぬ配慮でもしているのか。異常な犯罪が、起こっている。ドラマでもそうだ。不安を感じさせるものを、ちまたにまき散らして、どこか連動しているかに思えてくる。殺到しやすい日本国民ではあるが、バカではないぞ。曲がるか曲がらないかの大事な局面で、何もしらされないのはなぜだろうと、言い続けたい。

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