平得真栄里の豊年際

平得真栄里の豊年際

 7月25日、石垣島の平得真栄里の豊年祭(ムラプール)が開催され、会場の大阿母御嶽では多くの字民が集まり、今年の五穀豊穣への感謝と捧げ、来夏世に向けた豊穣を祈願した。昔から農業が盛んだった平得と、隣接する真栄里がいっしょにムラプールを実施するこの豊年祭。大浜町時代の大浜枠組みにあった2集落。
 騒音の権化との格闘から空港が移り、旧空港跡地はこれからの振興エリアへ転換。市役所移転や八重山病院の移転、消防署の移動と、南大浜の商業的繁栄とともに、ポテンシャルが上がるエリアの豊年祭は、やはり全体に力がみなぎる。旗頭も子どもたちのものが、元気にあがり、平得公民館周辺の整備が進む様子。南大浜と平得が新たな繁栄の綱引きで活性化が期待される。アクセス道路が整備されれば、新都心的風格が生まれてくるかも。無料の駐車場の完備をこれからの商業施設が確保して街づくりすれば、有料駐車場で占められる四カ字の現状維持は難しくなる。いくらか姿勢変更を迫られよう。これからの石垣島は四カ字時代から平得・南大浜時代に変化するのか。

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