クロマグロが終わってハーリーの後からカツオ漁が始まるタイミングが、最近なくなっている。6月15日、午後1時から3時の間で、カツオ漁の水揚げが八重山漁協で活況を呈している。2011年まで、ハーリーからとぅばらーま大会までが目安だった。ところが2012年からハーリーを待たずにカツオ漁がはじまる事態となり、3年間に入る。やはりそこは需要の増大。新空港の開港前年のタイミングもあり、今年は落ち着いて6月にはじまっている。昨年の早めのスタートが振るわず、パヤオにあつまるカツオが少なかったのが影響。八重山漁協で稼動のカツオ船2隻のうちの一隻が6月上旬からはじまり、中旬になってもう一隻のあずさ丸も稼動。この季節の旬のカツオが、八重山の食卓をにぎわせている。水揚げは、セリ場いっぱいに足の踏み場をなくすほどのカツオが並ぶ風景は、まだ見られないものの、これから活性化する模様。カツオが水揚げされる13時から14時には、水揚げを待つさしみ屋の女性陣や業者で、大物の取り勝負が今年も白熱している。漁協セリ場の風物詩だ。連日、起こっている活気は、八重山の海の景気の源泉だ。