ホタル観察に30人

ホタル観察に30人
ホタル観察に30人

 5月3日、ゴールデンウイークど真ん中で、オモト岳の入り口付近で、ホタル観察に多くの家族連れが現れた。子どもたちへと家族が楽しめる時間を夕方の森で過ごしたいと、3家族とガイド付きのホタル観察2グループ(計30人ほど)が午後7時頃、ヤエヤマホタルが現れるポイントに終結。この日は、夕刻に激しい雨に見舞われた石垣島だが、同様にオモト岳も激しい雨に見舞われた。土砂崩れもありえる山だけに、元来危険だが、それでもホタルを見ようと集まる人々は、続々真っ暗闇に現れて、雑談しつつじっとホタルの出現を待っていた。かくして、7時40分頃には、ホタルが多数点滅をはじめて、子どもたちは大はしゃぎ。静かにしなさいと母親しかられつつ、うれしそうに、森に響く声を放って、子どもたちは楽しい時間をすごしていた。
 バンナ公園や前勢岳では、例年に比べると、ホタルの出が遅く、まだ少なすぎる状況が続いている。現れても、なぜか高い位置を飛び回り、普通のヤエヤマホタルの飛び方ではない、不思議な生態を見せている。詳しい人によると、なぜか今期はメスが多く、光を放って飛び回るオスが少ないために、ホタルの出現が少なく見えるとのこと。
 7日前からイワサキヒメハルゼミが鳴き始めて、午後7時から7時半に激しく鳴き声が占有。これが終わると、点滅が始まるといった格好で、新たなシーンの中、ホタルの点滅は続いている。

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