ふるさと生まれの歌を語る

ふるさと生まれの歌を語る

 4月25日午後2時から大浜信泉記念館2Fで戦後70年記念シンポジウム「ふるさと生まれの歌を語る!」が開催された。八重山音楽協会が主催するもので、ミニコンサートとシンポジュウム基調講演が三木健氏により行われたほか、パネルディスカッションが三木健氏、仲嶺栄祐氏、宮里テツ氏、高宮節子氏の4人でおこなわれ、八重山で戦後の苦難の時代を乗り越えるために生まれた歌を、郡民の貴重な文化遺産として残すことが話された。
 貴重な歌の数々が紹介され、約50名の来場者は、郷愁を感じさせる味わい深い歌を堪能した。なお、6月28日には「よみがえれ!ふるさとの歌」が市民会館大ホールで開催される予定も公表された。貴重な歌が、様々な音楽家によって披露されるコンサートは戦後70年を記念したもので、慰霊の日の直後の日曜日に実施される。入場料は990円。石垣出身の歌手、宮良牧子の出演もあり、プロの歌手が一曲ながらも披露されるコンサートが、990円とは安い。昔の曲が歌い継がれることを望んでの取り組みであれば、裾野を広げる意味でもプロ歌手の参加を、どしどし募ってほしいところ。(流杉一行)

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