ザトウクジラが石垣島に現れた

ザトウクジラが石垣島に現れた

 巨大な鯨を発見して、写真におさめたのが東京から3泊4日の日程で八重山に釣りに来た徳光弘行さん(30)。第6海人丸(かいじんまる)(磯田博船長)に乗り込んで、釣りを楽しんできての最終日。2月21日午前10時45分ごろ、石垣島の川平湾の水道入り口の沖で、水深は約40mから50mの場所。そこに全長約15mほどの大きな鯨が潮を吹いているのを徳光さんが発見。よく見ると子どもといっしょにいる模様。鯨は70mから100mほどの近さで、ほとんど逃げず、10分間ほどいて潮を吹いていた。このあと、見えなくなり、しばらくして今度は、親と思われる15mの鯨がジャンプ。そのそばで子どもクジラが真似てジャンプするのを確認。徳光さんは「ジャンプをやって見せて、子どもに教えている感じがした。多分、体についた寄生虫などを落とす方法を教えているのだと思った」とのこと。
 イルカ&クジラ救援プロジェクトの安田雅弘さんは 「15mクラスは多分ザトウクジラだと思う。親子でいるなら北上中です。以前、名蔵湾で見つかったザトウクジラはしばらくその海域にいたようだが、川平湾にいたとすれば、北上している最中と思われます。」 とのこと。

この記事をシェアする