11月29日、30日の二日間、石垣市民会館中ホールで第5回石垣島やきもの祭りが開催され、市内および離島の17の窯元業者が作品を展示・即売した。島で生まれた味わい深い作品群を見ようと、多くの市民が訪れ、会場の市民会館中ホールは開場と共に大勢の来場者であふれた。島の窯元業者が集まってはじめたこの焼き物の祭典は、今年で5度目。島には、八重山博物館に展示される琉球王府時代の八重山焼があるものの、現代では個人個人が銘々窯の名をつけて制作販売し、焼き物業者だけでまとまって島外へのアピールすることはほとんどなかった。5年前に、島の一業者が呼びかけて、はじまった石垣島の焼き物祭りは、好評で、昨年は離島の窯元も参加。今年も与那国、竹富、西表といった離島の参加者が、味ある焼き物を展示して、祭りを盛り上げていた。同日、同会館展示ホールでは手づくり市が開催され、相乗的に来場者が集まり、2カ所とも会場内の移動がしにくくなる込みようとなっていた。