9月12日、青緑色の体に翼には白い斑があり、羽ばたくと白の斑が目立つブッポウソウが石垣島バンナ公園内に飛来。トンボなどの昆虫を捕らえて、腹ごしらえに余念がない。見通しのよい高い木の枝先にとまって、周囲を警戒しながら、じっと餌をねらうこの旅鳥は、カンムリワシ、アカハラダカなどの猛禽類が現れると即座に姿を消してしまう。この2日後には2羽のハヤブサが出没する場所へ飛来。天敵が続々接近するも、すでに素早い対応ぶり。ロシア沿海部・サハリン・中国北東部および南東部・朝鮮半島・インド東部から東南アジア・ニューギニアで繁殖。中国中部以北のものは南方へ、オーストラリア北部おおび東部で越冬する。日本には、本州・四国・九州へ夏鳥として飛来し、南西諸島などの八重山には、渡る途上に立ち寄る旅鳥。