8月23日、石垣島平田原にシマキンパラの群れが見られた。外来種の野鳥として知られ、飼われたものが野生化し繁殖している種。この日、幼鳥が多数見られたほか、成鳥もいて、しきりに休耕田に伸びる草の実を食べていた。雀に似ており、群れている様子から、あまり気にならないが、よくよく見れば顔が違う。渡り鳥ではなく、田んぼで群れており、中には羽がまだ小さなものがいるため、巣立ち直後の個体もある模様。雀などは、大きな群れになれば稲刈り時期に田を荒らす害鳥と化す。シマキンパラはそれほど大きな群れとはならないが、やはり稲穂を失敬してしまう種ではある。この時期、稲穂は水田にはない。むしろ二期作のための田植え中である。2年前の9月にも見ているシマキンパラだが、8月下旬から9月にかけて、平田原に現れるのは、やはりここで毎年営巣している一団があるのかも。