13回目となる南の島の星まつりが今年も実施され、8月2日は、サザンゲートブリッジを越えた地先の公園で「ライトダウン星空観望会&夕涼みライブ」が行われ、夏川りみ、スクープオンサムバディ、リカ・トゥモールがライブを実施。また、午後8時30分には(9時30分まで)石垣島一斉ライトダウンを実施し、市民が協力しての夜空で星空観望を楽しんだ。天候が曇り空で、星が出たのは、カウントダウンのしばらく後で、会場のスクリーンでは、宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」の朗読まどで、盛り上げる中、観衆は雲の間に現れる星を見て、宇宙の神秘を感じていた。多くの天文ファンで賑わったこのイベントは、石垣島の夜空が、たくさんの星に飾られること、かつまた星にまつわる民話や、星を観測して種子播く日を特定するなど、星とのかかわりが深いことで、これを島起こしに役立てたいと2002年にはじまった。今回は、雲の多い天候が影響して、夜空を舞台にレーザーで星をダイナミックに説明する時間はわずかで、最初などは月しか見えないさみしい星空だったが、夜の観望は説明は無くとも、眺めるだけ価値があるようで、ライトダウンの星空をじっくり眺めて、イベントを楽しんでいた。星空ウエディングも盛況で、昔を思い出す、あるいは将来を思い描く観衆を引き込んで大いに感動を与えていた。星祭りは10日まで実施され、講演会やVERA特別公開、4D2U(4次元デジタル宇宙)、天体観測会、隕石展、プラレタリュウムなど、多彩な行事を予定している。