石垣島大浜のオーセ御嶽のデイゴが見事に真っ赤な花を見せ、前を通る地域住民を喜ばせている。4月2日、曇り空の下、真っ赤に色づいたデイゴの花はヒメコバチの害を吹き飛ばし、元気な姿を見せていた。一時は島中のデイゴが全滅かと、危ぶまれた時期もあったが駆除のための薬剤処理を施し、島内のめぼしいデイゴを元気にする活動がかつて盛んに行われた。まだ、昔のような盛んな赤に染まるデイゴの木は少ないが、少しづつ、目立ってきているのも事実。このオーセ御嶽のデイゴは、拝所の赤瓦のそばで賑やかに咲くため、豊年祭を彷彿とさせる賑やかさが、静寂のなかで感じられ、見ていて気持ちいいと評判だ。