3月15日、石垣島の名蔵湾で第11管区海上保安部所属の巡視船「くにがみ」が、船艇による訓練を実施しているのが、冨崎灯台の展望台から見ることができた。石垣市といえば、尖閣諸島の行政区域。一島一市と思われがちな石垣市だったが、実際は尖閣諸島が石垣市に所属し、魚釣島、久場島、大正島などが、魚場として活用されたものだった。石垣島の漁法は元来伝統漁法が主で、小さな船での近海での漁が主。近くで魚が獲れた時代があったからだ。一方、台湾を自国に編入する中国の、次なる狙いである尖閣の自国編入は、中国人民の太平洋への出入り拠点の確保であり、また尖閣の地下に眠る大量の石油だったりする。日本は、元来居住した人々があり、カツオ節工場が稼働していた。明らかに、石油が眠るなど考えもしなかった時代からの使用者であり、領有者である。中国は、世界のブランドを数々違法コピーして憚らないばかりか、世界中の注目筋のあらゆる事物を次々真似して、さも自国が先にやったかに自国民へ偽装して見せて、「優れた中国」の宣伝に力をいれている。この延長で、万事やり得信仰で、うまいネタがあると、パブロフ的な条件反射だ。人の好さで失敗を繰り返す日本。肝心なのは、情報力と分析力。そして素早い対処だ。混乱しない冷静さを持つには、家族主義への偏重は、あらゆる判断を狂わせる素。まず大事なのは、海保のような日々の訓練だ。東京電力の福島第一発電所でイソコンを実践訓練しなかった事実は、国民のあらゆる分野での空洞化した訓練検証のきっかけになっていなければおかしい。まず、実践人の好さで失敗を繰り返す日本。ベタのままの普通の民族主義で、何も考えもない中国。ただ力に任せる韓国。2001年に9・11から妙な国家に見えるアメリカは、相変わらずの策士。訓練だ。