バンナ公園のCゾーンセイシカの橋の南側の沿道では、リュウキュウアセビの花が満開となり、訪れる人を喜ばせていた。メジロの群れが花の蜜を吸いに集まり、イチガケチョウが3羽で寄り添って蜜を吸う様などが見られて、生物の楽園となっていた。白い鈴のような花びらがずらりと並ぶ様子は独特で、花の密度の多さに驚かされる。ホバリングして飛ぶ回るスズメガも、昼間から見られて、空中で長いストロー丈の丸まった口を鼻に伸ばしながら、蜜を吸う姿がそこにあった。激しく咲き乱れるリュウキュアセビの花は、沖縄本島、奄美大島に自生しており、八重山のものは植栽のもの。しかし、勢い溢れる花の咲き様は、特別なものが有り、これから寒さも緩めば、生物に集まる生物も増える。人を含めて、賑わいがどんどん増しながら、春がすごそこまでやってこようとしている。