世界の湿地帯が持つ多様な生態系が野鳥などの生物の温床となることから、重要視される時代になって、現代のマングローブ林は、注目されている。ラムサール条約などで世界の湿地を保護指定するだけでなく、養殖エビなどの人工的な構築物のために、マングローブを伐採することへの批難が高まり、マングローブの植樹に取り組む国が増えている。そんな中、石垣島にあるラムサール条約に指定されたアンパル湿地で、広範囲な倒木が確認された。原因は不明だが、西表島のような遊覧船が走ることもできない浅い場所で、少し中に入ったマングローブ林が爆撃でも受けたかに、倒木が激しい。このエリアは、広範囲で見る人を驚かせる規模だ。