タマシギ3羽で越冬中

タマシギ3羽で越冬中

 1月15日、石垣島平田原で、一妻多夫の生態で知られるタマシギが3羽、集まっているのが見られた。オスが単独で抱卵と子育てを担うタマシギが、非繁殖期にオスが3羽で集まっているのが、平田原で見られるのは珍しい。タマシギはインドから東南アジアにかけての熱帯アジアや中国、アフリカ、オーストラリアに生息する。日本でも本州中部以南に留鳥として分布。近年生息数が減少して、環境省絶滅危惧種Ⅱ類に指定されている。抱卵と育雛のスペシャリストは、ある種のイクメン。今期の労をねぎらって子育て談義でもしているかに、並んで離れぬ子育て軍団3羽は、かく越冬中だ。

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