カラスのチリ漁り

カラスのチリ漁り

 11月27日、石垣島市街地でカラスのいたずら風景が見られた。こんなものまで物色するかと思えるハシブトカラスのゴミ運搬劇。チュウブ・インゼリーが食べ物に見え、しかもなんとかその中身を、出して味見しようという、この恐るべき知能。人が吸い出し口から吸っているのを見る観察眼がなければ、どう見ても食べ物には見えないゴミだ。この、カラスが賢くなる延長線に、野菜農家への作物被害だけでなく、生ゴミ袋からのゴミの散乱ほか、様々な被害が考えられ、これから色々増え出しそうな雲行きだ。いずれはカラスの駆除あるいは間引きが必要となる。実際、八重山へ飛来する夏鳥の営巣がカラスにかなりの数が荒らされている。チャボを飼う家のヒヨコも標的となっている。カラス対策は重要な問題になってくる。堂々とゴミを漁らせて、カラスの数を増やしているのは、実は我々人間が原因でもある。ロードキルでカラスの餌を増やしているものやはり我々ではある。

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