10月3日、石垣島川平の群星御嶽で川平村あげての結願祭がおこなわれ、各御嶽の神司が勢揃いする中、テークと呼ばれる太鼓、棒術、そして500年の歴史を持つとされる獅子舞が行われ、会場は大いに盛り上がった。結願祭は、農耕儀礼の締めくくりとして行われるもので、一年の神への数々の願いが結ばれたことを感謝するとともに、来年の五穀豊穣、家内安全を願う行事で、神の前で棒術や数々の芸能を披露して、村人もいっしょに楽しいひとときを過ごすというもの。棒術・獅子舞が終わると舞台が用意されて、数々の狂言や舞踊が展開。楽しいひとときを過ごしていた。ほかの村でも結願祭で棒術が行われるが、なぜこの時期におこなわれる結願祭りで武闘の修練とも思える棒術が披露されるのか。収穫されたものを奪いに来る夜盗の類いとの格闘のためなのか。村人を安心させるための、観閲的なものなのか。そこは、ナゾではある。