小浜島の結願祭盛況

小浜島の結願祭盛況
小浜島の結願祭盛況

国の重要無形民俗文化財に指定されている小浜島の結願祭が10月1日、竹富町小浜島の嘉保根御嶽で開催され、会場は400人を越える多くの住民、郷友、観光客で溢れた。例年、同日開催の西表島の節祭も、国指定の重要無形民俗文化財で、祖内と星立の2集落で行われ、人気もあって観光客は流れがち。小浜島への来場者はどちらかと言えば、この有名どころに抑えられている。ただ、ダートゥーダーのようなどこにもない演目が出るとなれば、様相はちょっとちがって来る。天狗のような扮装の演者が出るのは、この日が土日か祭日に当たれば出てくるが、平日は無理。扮する人員は竹富町役場に勤めているためだ。この日は、ダートーダーが見られない不運な日となった。さて、一年の豊作の願いが実を結んだことを神に感謝し、来年の五穀豊穣と家内安全を祈願して、数々の芸能を神に奉納する結願祭は、八重山各地で開催されており、中でも小浜島のものは2008年に国の重要無形民俗文化財に指定され、以来島がひとつになって伝統の継承に取り組んでいる。
この日だけにしか行われない「ハピーラ-」なる演目。幻想的だ。蝶はあの世からの使いとされる。この蝶の色合いからすれば、ジャコウアゲハか、カラスアゲハか、ベニモンアゲハか?

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