ウミショウブが開花

ウミショウブが開花
ウミショウブが開花

ウミショウブは雌花が大潮の時の干潮で咲き、白い雄花が水中から水面に出て、水面の上を風で滑り開花する雌花に遭遇すると花に吸い寄せられる。潮が満ちてくると、雌花は雄花を飲み込み閉じて受粉が完了する。6月24日、石垣島北部の伊土名集落から野底集落にかけて、3ミリほどの小さな白い雄花が、次から次に、風に乗って水面を走るのが見られた。これは、熱帯・亜熱帯のインド洋から太平洋西部にかけて分布するウミショウブの受粉風景で、国内では沖縄県の西表島と石垣島にだけ分布する。

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