海の出逢い「アメフラシ」

海の出逢い「アメフラシ」

深夜の海でアメフラシに会う。身を守る貝殻を退化させた貝の中身。陸でいえばナメクジ。似た種類の海洋生物ウミウシとなると、完全に貝殻を捨て去っている。イカやタコも、元は貝で、彼らは視覚と運動能力を磨いて生き残った。アメフラシやウミウシは、毒や悪い味を体内に持って生き残った。そういえばタコもイカも墨を吹く。柔らかい姿をした一見餌食になりそうな生物が生き残る常套手段。視覚と運動能力を磨けないなら、非武装中立。それには、アメフラシに似た毒保持が利くのか。食いつかれても、襲った方が、それをはき出して逃げ出すほどの何かが必要だと言うこと。墨や毒に相当するものを、準備してあるかということだ。武装しているから食いつくというのはウソ。うまそうだから空腹に耐えられず我慢できずに食いつくのだが、理由をそこに置くしかないだけ。

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