タイマイ30尾を自然放流のため空輸

タイマイ30尾を自然放流のため空輸

名古屋港水族館が4月25日黒島のウミガメ黒島研究所へ送付したタイマイ30尾を石垣空港で同水族館職員らが確認。これは、水族館内で産卵飼育したタイマイを自然に戻すために黒島研究所へ送ったもので、これまで二度、送付・放流している。タイマイは沖縄本島以南に産卵するウミガメで、自然放流となると日本最南端の八重山でとなる。この日、同水族館の飼育員の岡本仁さんは、「今回で三度目のタイマイの空輸ですが、これまでに比べて元気なようにです」と生物への負荷が軽く済んでいることを喜んでいた。この日、石垣空港中央ターミナル出口でANA職員から名古屋港水族館の岡本仁飼育員と黒島研究所の若月所長へタイマイが引き渡された。周囲の観光客も、可愛いタイマイが入った箱を手渡している様子を見に、多数集まって、関心を寄せていた。「新空港が直行便での就航が可能となり、生物の移動が、元気なまま運べるため、全国各地の水族館との研究連携の可能性も広がっている。」とウミガメ黒島研究所の若月所長は、全国の関連施設との連携に意欲を燃やしている。

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